債務整理コラム
思いのたけを述べて欲しい
当所では借金問題に関する無料相談を受け付けています。しかし「借金問題の無料相談」と言う仕組みそのものにあまり良い印象を持っていない人も中にはおられるようです。
債務整理を主として行なっている弁護士・司法書士の多くは、今や大体のところが無料相談を受け付けています。このため、債務者からすると、無料相談の連絡を入れることは、相談相手に債務整理の依頼をすることと同義に捉えているようなのです。その結果、例えば「大した借金ではないのに、自己破産を勧められたらどうしよう」とか「債務整理をすることで周囲に迷惑が及ぶかも」とか、はたまた「債務整理をする費用なんてない。そんなお金があるなら、それで目先の借金を返済する」と言った意識を債務者の一部は抱いているようでもあります。
確かに債務整理事務所の中には無料相談によって強く債務整理を勧めてくる事務所もないわけではないでしょう。しかし、当所の場合は無理に債務整理を勧めるよりも、むしろ人に話しづらい借金問題を第三者に話すことで、まずトラブルを回避して欲しいと思っている面が強いのです。
借金をすると人は不安になります。返済ができないのであればそれはなおさらです。借金が返せない焦りの意識は、あまりにも強まると人の判断をおかしくさせます。例えば明日返済日が迫っているにも関わらず、返済するお金がない。そのようなとき債務者の一部は、パチンコや競馬など、リスクの大きなものに手持ちのお金を突っ込んで、これで元手を増やして返済をすると言うようなおかしな考えに意識を向けてしまうのです。むしろ、一文無しで済めばまだましな方で、世の中には借金の返済のために、逮捕が確実な強盗だの恐喝だの、果ては覚せい剤やら大麻の密売などと言った犯罪に関わる人すらいます。
このように焦りの意識と言うものはとても危険なものなのです。そして、この焦りの危険性を一番よく知っているのは取立屋。彼らはどんな手段を使ってでも債務者にお金を作らせようとしてきます。ですので、債務者の多くは、上述のような犯罪やらギャンブルとまではいかずとも、借金の返済日を目前に焦りに焦った結果、家族や友人関係に破綻をきたしたり、背に腹は代えられないとばかりに大切な思い出の品を二束三文で売り払ってしまったりしています。
焦れば焦るほど意識はおかしくなり、目先の僅か数万円のために人生を棒に振ってしまう可能性がある。これを何とかしたいと言うのが当所の無料相談フォームなのです。
相談と言うのは実はとても大切なことなのです。
借金の無料相談におけるメリット。
１）心が軽くなる。
簡単なことだと甘くみてはいけません。今まで一人で抱え込み、今日明日をどうしようと悶々としていた問題について、第三者にすべて打ち明けてしまうと債務者ご自身が驚くほどに心がスッキリと軽くなるでしょう。これは意外にも大事なこと。かつて借金苦で自殺してしまった人は引きも切りませんが、第三者にこの問題を打ち明けてしまえば、少なくとも明日を生きる希望は湧いてきます。
２）頭の中が整理できる
人に何かを相談するとき、一番その問題に対して親身に答えてくれるのは相談相手ではありません。相談者自身なのです。借金問題についてもそれは同様。借金の悩みについて、当所に打ち明けるその過程によって、債務者ご自身の頭の中が整理でき、今何をすれば良いのかがわかるようになります。
３）専門家からのアドバイスが受けられる
どれほど言ってもこれはとても大切なこと。司法書士に債務整理の相談をすると言うのは、身体の不調を医者に相談するのと同じことなのです。もちろん、借金問題を人に打ち明けるのは心苦しいところもあるかもしれません。しかし今の時代、借金の債務整理はサラ金でキャッシングする人と同数かそれ以上いるくらい当たり前になったとも言えます。
これは時代の変化によるものです。例えば今でもお年寄りの中には医者を毛嫌いする人もいます。医学の発達していなかった昔、医者にかかっても大きなミスが多かった経験から、医者にかかるのは嫌だと言う意識が社会に蔓延していたのでしょう。しかしこの結果、民間療法だの怪しげなサプリメントだの、果てはオカルトだのにまで頼るお年寄りもいまだにいます。私たち若い者の視点からすれば「早く医者に診察してもらえば良いのに」と思いますが、彼らは頑として受け入れません。
借金問題もこれと同じ。パッと専門家に相談することで、サッと借金問題が解決する。債務者としては「昨日までの苦労は何だったのだろう」と心からバカバカしくなることでしょう。
当所の無料相談はまさにこのためのもの。焦りのあまり、おかしな行動に出て周囲からの信頼や大切な物を失うよりも、思いの丈をそのまま専門家に述べましょう。借金に絡む人間関係や仕事の問題など、心配事は洗いざらい当所に述べてみてください。その結果、適切なアドバイスを聞いた方が借金の問題は、自分で解決するよりもずっと小さく、楽に終わることは間違いないのです。
