債務整理コラム
三年後には人生が変わる 借金をなくして生活を楽にする奇跡の方法
辛い借金生活をなんとかしたい。債務者の方々のそのお気持ちは痛いほどわかります。そのためには債務整理をするのが最も効率的ですが、ただし、今回は債務整理そのものではなく、債務整理を利用する、しないに関わらず、借金を問題について、気持ちと生活を楽にするための方法を考えてみたいと思います。
借金問題を軽減し、人生を変えるための方法。それは「態度」を変えることです。
世の中には富裕層といわれる人が少なからず存在します。もちろん富裕層と一口にいっても、その実態はさまざまです。ロスチャイルド家のような格式と伝統ある一族から、日本の高度経済成長期の一助を担ったパナソニックの創業署である松下幸之助氏、果てはベンチャー企業の雄として一時期世間を騒がせた堀江貴文氏のような方まで、各々が自分なりの哲学・信条を持って生きているはずです。
ただ「どうして彼らが成功したのか」をテーマにしたときの、成功者の言葉にじっくりと耳を傾けていると、実は彼らのアドバイスはおしなべて同じような内容を繰り返していることに気付かされます。彼らのアドバイスの中身。それは、前向きであることです。
一見、とても簡単そうに見えるこの心構え。しかしこれを現実にあてはめてゆくことはなかなかどうして容易ではありません。これを考えてみるのにわかりやすいたとえがあります。
りんごが目の前にあると想像してみてください。そのりんごに対してあなたはどう感じるでしょうか。
・大きなりんごだな
・みずみずしいな
・きれいだな
・おいしそうだな
・いい香りだな
どう思うかはもちろん自由です。しかし、ここにたとえばこのような条件を加えてみたらどうでしょう。
・ あなたはおなかがいっぱいで、もう吐きそう
この条件が加わった途端、りんごは急激にネガティブなものへと変わるはずです。ましてや条件を「あなたは、すでに六時間、重たいりんごの箱を持って配達を続けて今にも倒れそうだ」となればどうでしょうか。りんごに前向きな感情を持つことはとても難しくなるはずです。
成功者の言葉の多くも同じです。物事はみんな中立です。しかし、世界恐慌や病気・事故のように悲観的になりやすい事柄というものは厳然として存在します。このようなとき、成功者たちが声を揃えていう「前向きである」という言葉が立ち上がってくるのです。
「借金」は非常にネガティブになりやすい言葉です。とくに債務者の人が「借金」と聞けば、これはもう十中八九苦しいものであるはずです。ましてや返済が厳しくなってきたとあれば、やれ環境が悪い、サラ金が悪い、会社が悪いと思わず口にしたくなります。
返済できない借金に対して何か文句をいいたい。その気持ちは本当によくわかります。ですので、それをグッとこらえてなんでもかんでも自己責任にしろとはいいません。しかし周囲に責任転嫁をしてしまえば、その途端に「この借金をなんとか解決しよう」という前向きな姿勢が失われてしまうのも、また事実であるはず。
成功者の多くは数百億円の負債(借金)を負っても不死鳥のごとく蘇った人や、倒産寸前のギリギリの状況を切り抜けた人、何回も失敗してはそのたびに立ち上がって大成功した人など、極限状況を前向きに切り開いた人ばかりです。
借金を抱える理由というのは本当にさまざまです。子どもや親のため、借金をした人もいます。生活費のために少し借りたところ、諸事情で突然返済できなくなった人もいます。騙されて借金を背負わされた人だって少なくありません。レジャーやショッピングを繰り返した結果、膨れ上がった金利に「もう返済できない」と顔を背ける人もいます。
しかし理由はどうあれ、借金に対して「前向き」であろうと心がけることはできるはずです。成功者はみんな、絶望的に苦しい事態に対して「前向きな態度」を示し続けてきています。借金問題も同じです。私たちも成功者にならい、前向きであるように心がけましょう。
今、借金の返済が苦しくても、ネガティブなことをいわない・思わない・態度にしない。これを心がけて日々を過ごしてゆけば、今日明日には変わらなくても一年後・二年後、少しずつ人生が上向きになってきたことをきっと実感できるようになるはずです。