債務整理コラム
前もって知る。近年の闇金業者の手口 1
闇金業者に引っかかってしまう。シン・イストワール法律事務所ではこのような相談が跡を絶ちません。しかし、その内容をお伺いすると、大体の人が似たり寄ったりではあります。とくに自分から闇金に融資を頼んだのではなく、サラ金業者だと思ったら闇金だったという場合、いくつかの典型例に分ける事ができます。
近年ではインターネットを用いた闇金業者もたくさん存在しています。ただ、どのような手口であっても闇金業者の考えている事はたった一つだけ。犯罪で被害者からお金を極限まで搾り取る事にほかなりません。
1 弁護士・司法書士が闇金相談を受けてくれないことも
闇金被害に遭った際、被害者の方が弁護士・司法書士に相談する意味。それはまず何より今おこっている事態にどう対処すべきかを教えてもらうことにほかなりません。また委任を受けるのであれば、今以上の被害の拡大を防ぎ、取立をストップさせる事が第一となります。
しかし、これができない弁護士・司法書士は実は大勢います。たとえば、被害者の方が大至急と言うことで相談をしているのに、弁護士・司法書士は話を聞いた後「あ~、そういう悪質なのはうちじゃ扱えないね」と来る者もたくさんいます。中には「警察に相談してください」とガチャ切りされたという相談を受けたことすらある始末です。
警察で対処してもらえるのであれば、闇金被害の対策を行う弁護士・司法書士は必要ありません。シン・イストワール法律事務所であれば迅速にこれらの問題を解決できますが、ただ、今回は、そもそも闇金被害にどうすれば遭いにくくなるのかについてご説明します。
2 ネット内での闇金問題が急増している
闇金業者と言うものは別に目新しいものではありません。違法な高利貸しの代表的な金利である「トイチ」という言葉は社会人のほとんどの人が耳にした事があるはずです。
昔ながらの闇金といえば、たとえばオフィス街や飲み屋街の電柱などに貼られている電話番号だけが書いてあるシール。あれらのほとんどが闇金です。「お金を貸します」などと書いてあればまず間違いありません。またスポーツ新聞の三行広告などでもよく見かけるはずです。
これらは普通に生活をしていれば、一体何の事かわかりません。これが闇金だと分かるのは、やはりその世界に関係している人がほとんどです。これらはいわゆる昔ながらの闇金業者の手口。ただし、携帯電話の普及に伴い、いわゆる「トバシ携帯」が出回った事で闇金業者の数も爆発的に増えている事は間違いありません。
しかし、今ではこれらに代わってインターネットを用いた闇金業者も多数存在しています。
3 インターネット内での闇金業者の手口は
インターネットの普及に伴い、ネット内にも闇金業者が跋扈(ばっこ)するようになりました。驚くことに「闇金」などで検索をすると、闇金業者が隠しもせずに堂々とホームページを出しているのが現状です。
中には自分を「ソフト闇金」などと標榜しているところもあるようですが、シン・イストワール法律事務所が被害者からご相談を受けている限り、彼らは100%、脅迫と暴力で取立をする典型的な闇金業者です。
そもそも「ソフト闇金」の定義は非常に曖昧なものです。この単語は、いわゆるホストクラブなどにはまる女性の被害が横行した事に起因します。具体的には、ホストなどが自分の顧客の女性に、ホストクラブの料金を肩代わりするかわりに利子をつけて後ほど取り立てるという類のもの。
女性はホストにとって大切なお客でもあるため、恋人に接するように女性の相談や悩みを聞きながら、同時にお金を取り立てるため、女性は自分が被害者である事になかなか気づかないことから、怒らない闇金として「ソフト闇金」という言葉が出てきたのです。
このような理由から始まっているのがソフト闇金なのですから、ホームページで堂々と「ソフト闇金です」などと標榜している事自体が、闇金業者のウソである事は明白。関わるとろくな結果にならない事だけは保証します。