債務整理コラム
闇金被害の解決をしない闇金解決事務所 1
現在、国内には闇金問題の解決をすると喧伝している弁護士・司法書士事務所は無数に存在しています。ただ、これらの事務所の中でも現在問題になっているところも存在しています。
その中の一つとして、闇金被害の対策を標榜しながら、闇金問題で相談をしたら、委任を断ってきたというケースがあります。これはどう言うことなのかと言いますと、闇金から借金をしている人の中には、正規のサラ金会社からの多重債務者もたくさんいるためです。
CMなどでも盛んに宣伝しているため、みなさまご存知だと思いますが、過去、グレーゾーン金利によってサラ金会社に必要以上の金額を返済してきた債務者は世の中にたくさんいます。
そして闇金から借入をしている人の中には、まだこの過払い金の返還請求を行っていない人もごくごくまれにいるようなのです。
シン・イストワール法律事務所では日々闇金被害の相談をお受けしていますが、被害者の方からお伺いする分にはある弁護士事務所と複数司法書士事務所では、闇金被害の対策を行うと喧伝いるにも関わらず、闇金被害について連絡をしてもまるで相手にしてくれないそうです。
その代わり、盛んに訊いてくるのは「他にサラ金会社からの借入はないか。過払い金は生じてないか」と言うことばかり。そしてそれがないと知った途端、鼻も引っ掛けずに電話を切られたと言うことでした。
このような悪質な弁護士・司法書士も国内には存在しています。また、ここまで行かずとも、あまり評判のよろしくない闇金対策事務所も結構な数存在しているようです。
この一つの典型例が、闇金対策について委任をしたにも関わらず、何日経って闇金業者からの取立や脅迫が終わらないというもの。
これは当該の弁護士・司法書士の能力がもしかしたら未熟なのかもしれません。世の中には信じられないような非常識な人も少なくないため、もしかしたら想像を絶する悪質な闇金なのかもしれません。
ただ、それではなくてもいつまで経っても取立が終わらないために、委任をした闇金被害者の方が、その法律事務所に連絡をしてみたところ、全然電話に出てくれないそうなのです。たまに事務員が出ても「留守です」の一点張り。そして、その方が何度も何度も電話をかけてみたところ、ついに委任をした弁護士が出てきて「忙しいからその件は後」と断言されて、いきなり電話を切られたと言うものです。
他にも色々ありますが、これは一番ひどい弁護士事務所の例。ただ、ここまで行かなくても、同じような感じの闇金解決事務所はたくさんあるようです。
なぜこんな事態が生じるのか。
そもそも闇金業者への対策というのは、弁護士・司法書士事務所にとってあまり儲かる業務ではないからです。お金に目がくらんでいるような法律・法務事務所であれば、日頃はヒマにかこつけて闇金対策もしていたとしても、もしもっと少しでも儲かる仕事が舞い込んできた場合、すぐにそちらを優先してしまいます。
正直申し上げて、シン・イストワール法律事務所のように20年余もの間、違法金融の問題にのみ特化している法律・法務事務所は国内にもほとんど存在していません。闇金問題の解決に特化した法務事務所としては、日本でも指折り数える抜群の実績ある法務事務所だと自負しています。
だからこそ断言してしまいますが、上述したような問題外の弁護士・司法書士は別にして一生懸命、闇金対策をやっても失敗する事務所もたくさんあります。
この中の一つで能力的にちょっと心配なセリフが「携帯電話の電源を切って、後は放置」と言うものです。このセリフは闇金解決を専門としている、当所としてはあまり良い顔はできません。