再生申立に至った事情004/男性

申立人 ○○ ○○

一、学歴

昭和53年3月東京都○○区立○○中学校 卒業
昭和56年3月私立○○○大学○○○高等学校 卒業
昭和57年4月私立○○大学○○部○○科 入学
昭和61年3月私立○○大学○○部○○科 卒業

二、職歴

昭和61年4月株式会社○○○○○○○○○○ 契約職員勤務(事務兼現場労働)
月給約11万円(ただし、ボーナスはなし)
平成元年3月退職
平成元年4月○○○○事業団○○○○協力隊参加(ボランティア)
平成元年8月サモア国赴任
手当月額約12万円(ただし、現地手当300ドル、帰国一時金月額9万円)
平成3年8月帰国
平成3年10月○○○○事業団 契約職員勤務(事務)
月給約23万円(ただし、ボーナスなし)
平成4年12月退職
平成5年5月○○○支援委員会事務局 正職員勤務(事務)
月額約40万円(ただし、ボーナス春、夏、冬合計200万円)
平成15年12月退職
平成16年1月財団法人○○○○○○○○○○ 特別嘱託勤務(事務)
月額45万円(ただし、ボーナスなし)
平成17年3月退職
平成17年9月財団法人○○○○○○○○○○ 契約職員勤務(事務)
月額30万円(ただし、ボーナスなし)
平成20年3月退職
平成20年4月財団法人○○○○○○○○ 契約職員勤務(事務)
月額27万円(ただし、ボーナスなし)
平成23年1月退職
平成23年2月財団法人○○○○○○○○ 正職員勤務(事務)
月額43万円(ただし、ボーナスなし)

三、結婚・離婚歴

離婚暦は無し
現在に至る。

四、親族の援助等

親類、縁者、知人等に借入れの申し込みをし、実父からは、数度の援助を受けましたが、今回の返済に充当させられるような金額の長期の援助は難しいと言われ断られましたので、それ以来援助は受けていません。親も自分たちの借金や生活で精一杯なようで、これ以上援助を受けるのは困難な状況です。

五、借入状況及び当時の生活状況

1. 平成8年9月、現金支払いに代え、クレディセゾンのクレジット払いを当初3万円程利用しました。
当時、収入は十分にあると思い、生活費や遊興費のクレジットでの支払いが日常的になっており、その後の数回の転職を経て収入が大幅に減りましたが、当時の生活習慣が転換できずに、日常の生活においてクレジット払いやキャッシングを繰り返しました。

当時の収入、返済額、借入総額
  収  入 ⇒ 申立人 約50万円
  返 済 額 ⇒ 約8万円~
  借入総額 ⇒ 申立人 約93万円

2. 平成10年9月、上記(1)と同じく、現金払いに代え、OMCのクレジット払いを当初1万円利用しました。当時は収入的には返済可能な範囲でクレジットを利用していると思い、生活費や遊興費のクレジットでの支払いが日常的になっており、その後数回の転職を経て収入が大幅に減ったにもかかわらず、当時の生活習慣を転換できずに日常生活においてクレジット払い、キャッシングを繰り返しました。

当時の収入、返済額、借入総額
  収  入 ⇒ 申立人 約50万円
  返 済 額 ⇒ 約10万円
  借入総額 ⇒ 申立人 約186万円

3. 平成20年12月、商品先物取引の営業マンから、この時期の「とうもろこし」相場は下値なので、必ず儲かるという甘言に乗り、自己資金がないにも関わらず、銀行ローンやカードローンから資金をかき集め、12月24日に150万円、翌25日にも35.5万円を投資し、一時的には相場が上昇したものの、その後相場は停滞を続け、追証と称し、翌年2月6日には165万円を投資、結果として352万5千円を投資した。結果的に58万7340円を回収できたが、約300万円の損失となり、この間、すべての借入をリボルビング払いにしたため、一時的には返済額下がったものの、借り入れた金額の合計と収入の収支が狂ってしまい、借りては返済して、また返済のために借りるという悪循環に陥ってしまっていました。

①借入先:ジャパンネット銀行(初回利用日:平成13年8月)
  当時の収入 ⇒ 申立人 約27万円
  当時の返済額⇒ 1万円
  借入総額  ⇒ 約43万円
②借入先:三井住友銀行(初回利用日:平成18年1月)
  当時の収入 ⇒ 申立人 約27万円
  当時の返済額⇒ 4万円
  借入総額  ⇒ 約197万円
③借入先:ソニー銀行(初回利用日:平成19年5月)
  当時の収入 ⇒ 申立人 約27万円
  当時の返済額⇒ 4万円
  借入総額  ⇒ 約137万円
④借入先:新生銀行(初回利用日:平成平成20年9月)
  当時の収入 ⇒ 申立人 約27万円
  当時の返済額⇒ 1万円
  借入総額  ⇒ 約47万円

4. 平成17年9月、洋服の青山にてスーツを新調した時、クレジットカードの作成を勧められるままにクレジットカードを作成し、当初はほとんど利用していなかったが、他のクレジットカードの利用限度額が目一杯になると、当カードを使用して買い物等を行うようになりました。

当時の収入、返済額、借入総額
  収  入 ⇒ 申立人 約27万円
  返 済 額 ⇒ 約1万円
  借入総額 ⇒ 申立人 約6万円

5. 平成19年5月、ヨドバシカメラにて通常の会員カードからクレジット機能付きのカードへの変更を勧められるままにカードを作成し、当初は一括払い等ほとんど問題なく返済していました。しかし、他のカードの併用、返済も増えましたが、買い物や飲食費等の利用が減ることもなく、返済方法をリボルビング払いにして借入金額が膨れ上がりました。

当時の収入、返済額、借入総額
  収  入 ⇒ 申立人 約27万円
  返 済 額 ⇒ 約5万円
  借入総額 ⇒ 約63万円

6. 平成21年2月、先物商品取引による借入金返済、他のクレジットカードへの返済等のため、当初50万円を借入し、一部を生活費に充てるとともに大部分を返済に充てました。

当時の収入、返済額、借入総額
  収  入 ⇒ 申立人 約27万円
  返 済 額 ⇒ 約3万円
  借入総額 ⇒ 約49万円

7. 平平成22年2月、当初インターネット関係代金の支払いのためにクレジットカードを作成しましたが、上記同様、給料だけでは生活費や他のクレジットカードへの返済等ができなくなってきたため、クレジット及びキャッシングを利用しました。

当時の収入、返済額、借入総額
  収  入 ⇒ 申立人 約27万円
  返 済 額 ⇒ 約1万円
  借入総額 ⇒ 約14万円

8. 平成22年2月、当初、上記(7)と同じくインターネット関係代金の支払いのためにクレジットカードを作成しましたが、生活費や他のクレジットカードへの返済等のため、クレジット及びキャッシングを利用しました。

当時の収入、返済額、借入総額
  収  入 ⇒ 申立人 約27万円
  返 済 額 ⇒ 約1万円
  借入総額 ⇒ 約1万円

9. 平成22年9月、電気店ソフマップの店員に勧められるままに一般カードからクレジット機能付きのカードに乗り換え、普段はあまり利用する機会はありませんでしたが、生活費や他のクレジットカードへの返済等のため、クレジット及びキャッシングを利用しました。

当時の収入、返済額、借入総額
  収  入 ⇒ 申立人 約27万円
  返 済 額 ⇒ 約3万円
  借入総額 ⇒ 約18万円

平成15年以前は比較的安定した収入があり、それに見合った生活をしてきたつもりですが、その後転職した後もそれまでの生活習慣から抜け切れず、収入に見合わない生活を続けてきたと思います。

さらに、平成16年1月から勤務を始めた(財)○○○○○○○○○○では嘱託職員及び契約職員として有期間の勤務契約であり、平成20年4月から勤務を開始した(財)○○○○○○○○とは、正職員という勤務条件でしたが、経営難という言い訳で結局約束は履行されることなく約3年間在職しました。過去の生活からなかなか抜け切れないことやこうした職の不安を抱え、少しでも収入を増やそうとの考えから、株式に手を出しましたが結果的には思うような結果が出ず、そうした時に勧誘に来た先物取引の営業に飛びつき、300万円もの損失を出してしまいました。そうして、借入の返済に追われ、借りては返すという悪循環に陥り、再起を期すべく、債務総額を計算してみたところ、自力による完全返済は大変厳しく、将来の生活設計等を熟慮し、本件申立をするに至りました。

六、現在の生活状況及び心境

今年2月に転職し、慣れない組織での仕事でかなり緊張を強いられますが、二度と他人様に迷惑をかけないよう十二分に反省し、質素倹約及び自己節制に努めて、本件申立に係る債権者の方々にも合意頂き、誠実に履行してまいる所存でございます。

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