依頼者からの借金体験記
法律の「ど素人主婦」でも過払い金の返還に成功できる!
サラ金に手を出したささいな「理由」
家庭内で私は主人とはうまくいっておらず、何年もセックスレスでした。
当然毎日の生活はギスギスしており、何かに頼るように知人の紹介で
ある宗教団体に入ることになりました。
半ばどうでもいいや、と思えるような気持ちの時期でしたので、
誘った知人にとっては絶好のカモだったのかもしれません。
知人の一族が●●●会の狂信者で、その一族はこの教会に全財産を投げ出すことも平気でしているということが後で、わかりました。
また時期が来ると「会計の時期」というものがあり、
年に何度かいわゆる「お布施」を
強要されることになるとは、この時は夢にも思いませんでした。
ある日知人に誘われ、会館での体験セミナーらしきものに参加させられました。
「会計」という時期の直前には●●●会の会館で今思えば、
偽りの体験談が発表され、多くの女性はそれを信じて全財産どころか
サラ金に借金してまでお布施をしようとします。
わたしもその時は半信半疑でしたが、家庭が冷え切っており子供も諦めていた
こともありましたので、知人が「お布施をたくさんすれば、子宝にも恵まれるし
すべてうまくいくよ。」という言葉をかけたときに、心に隙間ができてしまったのかも
知れません。
その体験談とは「お布施をたくさんしたら幸せになった」
「病気が治った」「夫が新しい給料のとても良い会社に転職することができた」
「良い縁談が来て今は幸せに暮らしている」などのことを「財務の効果」として
発表するのです。今から考えるとすべて偽りであったのだということが、
思いだされて悔しくてなりませんし、弱い自分がいたことを認識させられます。
でもそんなとき、心に迷いがある女性は深くそれを信じてしまいます。
女性は仏法では「女人成仏し難し」と言われているように欲が深く仏になることができない、というのがその宗教の教えなのです。
何を血迷ったのか、私は銀行の預金通帳をすべておろしてお布施にしていました。
これがいけませんでした。その後も、ことあるごとに知人を介して、部長の方などに
話を聞いてもらうと、まだ足りない、足りないという感じでとうとう家のお金も
底をついてしまいました。
最近の食卓具合も見て、主人は「何にそんなに使っているんだ。」という風に
叱咤しましたが、私はこの時点では特に返事をすることができませんでした。
「物価も上がったし、不景気なので当然でしょう。」といってごまかしていました。
しかし気が付くと、手元にお金がないことがわかっていても
消費者金融に手を出していました。
はじめは軽い気持ちで、10万かりようと思いました。
受け付けは、感じのよい若い女性の方でしたし、まさかテレビやドラマで
やっているような、「ヤクザな人たち」が、いるようにも思えず、
本の少しだけ借りて、またすぐ返せば金利もそんなにかからない・・・
と思ったのです。
しかし、私のパート程度の収入ではとても返せるものではありませんでした。
宗教の会合は、そのたびに何万とお布施を払わねばならず
いつになったら、自分に運がまわってくるんだろう?と思いながらせっせと
お布施を出している私がいました。
今考えると、「何かに頼りたくて」一心になっていた自分がいただけなんだ・・と思えます。
社会的な信用や保証人や担保がない私に、また即日現金を準備してくれる
消費者金融は絶好のオアシスでした。
最近は土日などでも「無人の自動支払い機」が設置されているので
いとも簡単な操作と審査(通常と同じ審査ですが、窓口業務をモニターなどを
使ってすませることができます。)
あっという間に10社から借金をすることになってしまいました。
それでも「そのうち返せる」と思っていた自分がいましたし、
主人にはどうしても打ち明けることができませんでした。