任意整理
【任意整理】で働きながら借金の減額。なぜ減額できるのかについて。
あなたの借入は「グレーゾーン金利」に該当していませんか?
長い間消費者金融やクレジットカードのキャッシングで借入れを行っている方は該当する可能性があります。
具体的にはいくら位戻ってくるの?
いくら位戻ってくるかを考えるには「引き直し計算」を行って、算出します。
例えば年利29.2%で100万円借入れていた方は1年経つと129万2000円になります。
100万円以上に本来適用される金利は15%ですので、この場合で計算すると115万円になります。
つまり
129万2000円−115万円=14万2000円
となりますので、<14万2000円>が過払い金だということになります。
しかしどんな場合にも引き直し計算が適応されるわけではありません。
また引き直し計算通りの金額を減額できるかは、条件等によって異なってくるので注意が必要です。
みなし弁済規定とは
貸金市場を健全にするための法律「利息制限法」「出資法」があります。
「グレーゾーン金利」の部分を借主は「返還請求」できるのですが、貸金業者にもそれを阻止することが可能な規定があるのです。
それを「みなし弁済規定」といいます。
「みなし弁済規定」は条件を満たしていれば「グレーゾーン金利」で取引を可能にする規定です。
その規定が適用される条件とは
- 貸主が登録を受けた業者であること
- 借主が自分の意志で任意に支払ったこと
- 貸金業者が借主に法的効力のある書面を契約時に交付している
- 貸金業者が利息を受領した際に、領収書を交付している
- 年利29.2%以下である
これらの条件を満たしていれば、貸金業者は借主の「返還請求」を退けることが可能です。
よってあなたの債務が「返還請求」可能かどうかは、専門家によく調べてもらうことが必要でしょう。
「返還請求」の方法
もしあなたの債務が「グレーゾーン金利」での借入れを行っていて、「過払い」の可能性があるならば、「返還請求」を行いましょう。
「返還請求」は個人でも可能です。
しかし業者とのやりとりになりますので、過払い金を減額されてしまったり、さらにはゼロになったりというケースもあります。
個人で返還請求を行う際は、知識を付けてから挑みましょう。
また自信の無い方は専門家へ頼むことがオススメです。
債務の規模によっては同時に「任意整理」や「特定調停」などの債務整理を行う方が良い場合もあります。